結論
G1+ は G1 の後継にあたる小型ヒューマノイドです。体格(重さ35kg)と稼働時間(約2時間)は同じで、図鑑の数値で見える違いは、身長(132cm と134cm)、自由度の幅(23〜43と25〜45)、公式価格(13,500ドル〜と15,000ドル)の3つです。この記事では次の3つを判断できます。
- 今すぐ検証を始めるなら G1、手の細かい動きが要る作業へ広げるなら G1+、という選び分けが自社に当てはまるか
- 国内でどこから買えるか、いつ手に入りそうか
- 見積もりの前に確認しておくこと(EDU 版、保証、技適、セキュリティ)
仕様の比較(図鑑の数値)
| 項目 | G1 | G1+ |
|---|---|---|
| 身長 | 132cm | 134cm |
| 重量 | 35kg | 35kg |
| 自由度 | 23〜43(EDU 版にハンドを付けたときの上限を含む) | 25〜45(EDU 版にハンドを付けたときの上限を含む) |
| 可搬重量 | 公表なし | 公表なし |
| 稼働時間 | 約2時間 | 約2時間 |
| 公式価格 | 13,500ドル〜(標準モデル、税・送料別。EDU 版は要問い合わせ) | 15,000ドル(標準モデル、税・送料別。EDU 版は要問い合わせ) |
| 国内の状況 | 購入可 | 先行予約受付中(2026年10月13日から) |
| 国内の窓口 | GMO AI&ロボティクス商事・TechShare・Tohasen Robotics | GMO AI&ロボティクス商事(先行予約) |
| 二次開発 | 標準モデルは非対応。EDU 版のみ二次開発に対応 | 標準モデルは非対応。EDU 版のみ二次開発に対応(要確認) |
| 保証期間 | 標準モデル8か月、EDU 版18か月 | 公表なし |
| 技適(電波法) | 2026年10月16日時点で登録あり | 当サイトでは未確認 |
「公表なし」は、図鑑に出典つきの記載がない項目です。G1+ の二次開発の欄は図鑑の表記のままで、メーカー公式の仕様表での確認がまだ済んでいません。
「自由度」は関節を動かせる軸の数です。幅があるのは、開発者向けの EDU 版にハンドを付けたときの上限まで含むためです。どの関節で自由度が増えたかは図鑑に記載がないので、自社の作業に効く違いかどうかは、デモで手と腕の動きを見て確かめてください。
どちらを選ぶか
| 状況 | 向く機種 | 理由 |
|---|---|---|
| すぐに検証を始めたい | G1 | 国内で購入でき、3社が扱う。Tohasen Robotics は納期を約2〜3か月と表示 |
| 複数の販売会社で見積もりを比べたい | G1 | 3社から見積もりを取れる |
| 予算を抑えたい | G1 | 公式価格が1,500ドル低い |
| G1 で検証した用途を、手の細かい動きが要る作業へ広げたい | G1+ | 自由度の上限が45に増えた |
| 研究室や部署で次の世代の機体に揃えたい | G1+ | G1 の後継にあたる |
G1 は研究開発や業務検証の「まず1台」として選ばれることが多く、国内では屋外の農場でオクラを検出して把持する実証にも使われました(Orboh×トヨタ車体研究所の事例)。先行する使い方の情報が多いことも、G1 を選ぶ理由になります。
G1+ の先行予約
Unitree の国内正規代理店である GMO AI&ロボティクス商事が、2026年10月13日に G1+ の先行予約受付を始めました。価格と納期は「個別にご案内」としています(先行予約のニュース)。後継機の国内の窓口が決まったことで、G1 で検証を始めた企業は「次の世代でどこまで広がるか」を見積もりに乗せやすくなりました。
見積もりの前に確認すること
- 標準モデルか EDU 版か: どちらも標準モデルでは自社でプログラムを書けません。G1 の EDU 版は要問い合わせで、保証期間も標準モデルより長く(18か月)なります。G1+ は EDU 版の有無と価格を先に確かめます。
- 送料と関税: メーカーの公式ショップは、G1 の送料を300〜1,200ドルとし、関税・税・輸入手続きを購入者の負担としています。国内の販売会社の円建ての見積もりに、どこまで含まれるかを確認します。
- 技適: G1 は登録を確認済みです。G1+ は販売会社に登録の状況を確認します。
- セキュリティ: G1 では、Bluetooth 経由で機体を乗っ取れる問題(2025年9月公表の UniPwn)や、G1 EDU の遠隔からのコード実行の問題(2026年8月公表)が報告されています。G1+ も同じメーカーの機体として、ネットワークの分離、ファームウェアの更新、使わない無線機能の停止を前提にします(セキュリティ・ガバナンスガイド)。
G1 系以外の選択肢
同じ小型ヒューマノイドでも、目的によってはほかの機種が合います。
| 機種 | 図鑑の仕様 | 向くケース |
|---|---|---|
| Unitree R1 | 123cm・27〜29kg・自由度20〜40・稼働約1時間・4,900ドル〜 | 教育・展示・入門で台数を揃えたい |
| Booster K1 | 約95cm・約19.5kg・自由度22・155万5,400円〜314万8,200円(税込) | 日本円の税込価格で予算を組みたい研究・教育 |
| AgiBot X2 Neo | 約1.31m・約35kg・自由度30・約2時間・25,600ドル | 対話やパフォーマンスのデモ。国内の販売会社は確認できていない |
人と同じ高さの作業台で検証したいなら、フルサイズの H2 も比べてください(Unitree G1 と H2 の違い)。小型機の違いはUnitree R1 と G1 の違い、人型の機種全体はヒューマノイド比較表で比べられます。
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G1 と G1+ のどちらが自社の用途に合うか迷ったら、3分の導入適性診断で整理するか、見積もり依頼で両機種の見積もりをまとめて相談してください。


