結論
AIロボットの導入費用は、本体価格だけでは決まりません。見積もりを比べるときは、次の8項目のどこまでが含まれているかを揃えてから比べてください。
- 本体価格(標準モデルか、二次開発に対応したモデルか)
- 税・送料・関税
- 保証の期間と延長
- 保守(修理の窓口・部品・出張対応)
- 開発支援・受託開発
- 安全対策(リスクアセスメント、運用ルール、必要なら柵や表示)
- ネットワーク整備(分離した無線環境、ファームウェア管理)
- 教育(運用担当者の習熟)

メーカー公式価格の一覧(2026年10月時点)
公式サイトか販売店が価格を公開している機種だけを載せています。価格は参考・税抜(K1 は税込)・時点つきで、最終価格は見積もりで決まります。
| 機種 | タイプ | 公式価格 | 備考 |
|---|---|---|---|
| Unitree Go2 | 四足歩行 | AIR 1,600ドル/PRO 2,800ドル/X 4,500ドル | EDU は要問い合わせ |
| Unitree R1 | 小型ヒューマノイド | 4,900ドル〜 | R1 AIR |
| Unitree G1 | 小型ヒューマノイド | 13,500ドル〜 | 標準モデル。EDU は要問い合わせ |
| Unitree G1+ | 小型ヒューマノイド | 15,000ドル | 標準モデル |
| Unitree H2 | ヒューマノイド | 29,900ドル | 標準モデル。EDU は要問い合わせ |
| Booster K1 | 小型ヒューマノイド | 155万5,400円〜314万8,200円(税込) | スイッチサイエンスの販売価格 |
| UBTECH Walker S2 | ヒューマノイド | 非公開 | 本体・PoC・保守とも個別見積もり |
ドル建ての価格は税・送料別です。公式ショップの G1 のページは、送料を300〜1,200ドルとし、関税・税・輸入手続きは購入者の負担としています。
見落としやすい費用
- 二次開発対応モデルへの差額。 標準モデルでは自社でプログラムを書けません。Unitree の EDU 版は「要問い合わせ」で、標準モデルとは価格が大きく違うことがあります。
- 保証期間の違い。 Unitree G1 は標準モデルが8か月、EDU 版が18か月。H2 は8か月と12か月。Booster K1 は Geek が3か月、Edu・Pro が1年です。
- PoC と保守。 工場・物流向けの機種は、PoC と保守を含めて見積もる例があります(UBTECH Walker S2)。保守は「365日日本全国のオンサイト対応」と案内されています。
- 価格の改定。 Booster K1 Pro は、2026年4月の取り扱い開始時は274万8,900円(税込)で、その後314万8,200円になりました。見積もりの有効期限も確認してください。
購入とレンタルの分かれ目
レンタル・リースや PoC の相談を受け付けている販売会社があります(GMO AI&ロボティクス商事はレンタル・リース、GA Robotics は PoC を案内)。目安として、次の場合はレンタルから始めるほうが総額を抑えられます。
- 用途がまだ固まっていない
- 展示会・イベント・社内デモなど、使う期間が決まっている
- 本導入の前に、現場で3か月程度の評価をしたい
見積書を読むときの確認点
- 本体・送料・関税・保守のどこまでが含まれるか
- 標準モデルか二次開発対応モデルか、ハンドなどのオプションの有無
- 保証期間と、故障したときの修理の窓口・拠点
- 納期(取り寄せで2〜3か月と表示する販売店が複数あります)
- 見積もりの有効期限


